◇免疫低下に気をつけよう◇
・水疱瘡を起こすウィルスと同じ水痘・帯状疱疹ウィルスが原因で起こる、痛みを伴う皮膚湿疹です。
・ウイルスは水疱瘡が治った後も体の神経節に潜んでいますが、健康で免疫力が強い間は活動が抑えられてます。
・加齢やストレス、過労、病気などによって免疫力が低下すると神経を伝わって皮膚に到達し帯状疱疹として発症します。
◆初期段階がベスト◆
・初期段階では、自己判断が難しく、虫刺されやかぶれ、他の皮膚疾患などと思い違いをし、治療開始が遅れる方も少なくありません。
・ウイルスが皮膚や神経に与えるダメージが少ない段階で治療を始めることが大切で、神経に傷が残ると「帯状疱疹後神経痛」が長期間にわたって痛みが消えないこともあります。
・からだの片側に急な痛みを感じたり、同じ場所に赤い湿疹が出たときは、できるだけ早く医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。
◇治療薬◇
・原因となるウイルスに対しては抗ヘルペスウイルス薬、痛みに対しては消炎鎮痛薬を用います。また、水疱がつぶれて細菌感染をした場合は抗菌薬を使用します。
・抗ヘルペスウイルス薬はウイルスの増殖を抑制し、病気の期間を短縮します。できるだけ早期から使うことで症状の悪化を防ぎ、皮膚や神経のダメージを軽くする効果が期待できます。内服薬と外用薬があり、症状により単独で使う場合と併用する場合があります。
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