家庭血圧の役割
家庭での血圧測定には、次のようなメリットと役割があります。
時間を決めて毎日同じ条件で、また安定した状態で測定できるので、より正確で詳細な血圧情報を把握することができます。
測定値を記録しておくことで、患者さん自身の健康管理の目安となり、また、医師にとっては重要な診断材料となります。
病院では把握しにくい白衣高血圧や仮面高血圧、早朝高血圧を診断するための参考資料となります。
服薬治療中には、薬の持続時間や効果を評価する資料となり、医師の治療方針の助けとなります。
家庭血圧にも基準があります
一般に家庭での測定値は、病院よりも低めになります。
そのため基準値も少し低く設定されています。
家庭での測定では、「収縮期血圧が135mmHg以上、かつ拡張期血圧が85mmHg以上」を高血圧の目安とします。 家庭血圧による基準は、受診のための参考にするものです。
自己判断で一喜一憂するのでなく、この数値に近い場合には早めに受診しましょう。